仮想通貨は電子マネーと何が違うのか?

私達はお金を専用のカードやスマホにチャージして電子マネーとして使っています。代表的なものが電車などの交通機関で利用するSuicaやICOCAです。電子マネーは実体がない点で、仮想通貨と似ています。では、仮想通貨は電子マネーやポイントと何が違うのでしょうか。具体例をあげながら、2つの違いについて説明していきます。

電子マネー≒法定通貨

SuicaやICOCAに1,000円をチャージすると、チャージ残高は1,000円分だけ増えます。つまり、財布に入っている紙幣や硬貨が1,000円消えて、電子マネーが1,000円分増えたことになります。このように電子マネーとはあくまでも法定通貨が形を変えたものにすぎません。

一方で、仮想通貨は円やドルのように一種の通貨であり、電子マネーとは全くの別物です。

電子マネーは利便性向上のためのもの

同じ交通系の電子マネーでもSuicaやICOCA、さらにPASMOなども存在します。これらは日常生活で同じように使えますが、どうして名前が違うのでしょうか。その理由は発行元が異なるからです。SuicaはJR東日本、PASMOは私鉄やバス会社のようになっています。

では、発行元はどうして電子マネーを用意しているのでしょうか?

交通系電子マネーであるSuicaを例に説明していきます。Suicaが誕生する以前は、私たちは電車に乗る度に必ず切符を券売機で購入していましたね。いちいち券売機に並ばないといけないのは面倒でした。券売機に長蛇の列ができていると切符を買うのも嫌になってしまったこともあるでしょう。しかし、Suicaが普及したことにより、券売機に並ぶことなく簡単に電車に乗ることができるようになりました。

この例のように電子マネーは発行元のサービスをより簡単に便利に利用できるようにするためのツールです。ただし、電子マネーは発行元のサービスでしか使えないという制約つきですが。

一方で、仮想通貨でも支払いをすることで物を購入したりサービスを利用したりすることができます。まだまだ利用できる店舗の数が限られているのが課題ですが、今後徐々に仮想通貨に対応する店舗は拡大すると考えられます。

仮想通貨は送金など個人間で使える

電子マネーとはあくまでも発行元のサービスを利用するためのツールです。家族や友人間でのお金のやり取りをすることはできません。しかし、仮想通貨では個人間で通貨を送金したりすることができます。

まとめ

このように仮想通貨と電子マネーは似ているように見えて、中身は全く違うものです。同じものだと勘違いしていた人はここで理解を改めましょう。

仮想通貨 電子マネー
実体 ない
(便宜的なマークのみ)
ない
(専用カード)
発行主体 存在しない 企業
(円なら日本銀行)
用途 支払い、送金など 支払いのみ