最近「仮想通貨」という言葉をよく耳にしているはずです。なぜなら、「1BTC(ビットコイン)が◯◯◯万円に到達する」といった内容のニュースが様々なメディアで取り上げられていたからです。でも、「仮想通貨」という言葉は知っているけど、どのような通貨なのかよくわからないという方も多いはずです。そこで、ここでは私達が普段使っている「通貨」と「仮想通貨」の違いについてわかりやすく説明していきます。

「通貨」=「法定通貨」

まずは私たちが普段使っている通貨について説明していきます。

法定通貨の特徴① 実体がある

法定通貨 実体 有り
法定通貨には実体がある

私たちが普段使っている通貨は「法定通貨」と呼ばれています。紙幣や硬貨という形で実体があるのが特徴の一つです。当然、財布に入れることができます。

法定通貨の特徴② 発行主体が存在する

法定通貨 発行主体 日本銀行
日本円の発行主体は日本銀行

法定通貨には発行主体が存在するのも特徴です。日本円の場合は日本銀行、米ドルの場合は連邦準備銀行(FRB)のように、各国の中央銀行が発行主体となっているケースがほとんどです。各通貨の発行主体に対する信頼によって、通貨の価値が維持されます。

法定通貨の特徴③ 発行量の上限がない

法定通貨 発行上限 無し
発行主体が発行量を自由に変えられる

発行主体は金融政策によって法定通貨の発行量を決めることができます。発行量には上限がなく、発行しようと思えばいくらでも通貨を発行することができます。

法定通貨の特徴④ 価値は物価上昇率で変動する

法定通貨 価値 変動
法定通貨の価値は物価によって変動する

法定通貨の価値は物価上昇率によって左右されます。物価が上昇すると貨幣価値は低下します。物価が上昇しすぎると、貨幣価値は暴落してしまいます。近年ではジンバブエで通貨の価値が暴落した例が有名です。

「仮想通貨」は全く新しいお金の概念

「仮想通貨」にも様々な種類があるので、ここでは「ビットコイン」を取り上げます。

ビットコインの特徴① 実体がない

仮想通貨 実体 無い
便宜的なマークに過ぎず、実体は無い

「ビットコイン」には紙幣や硬貨という形で実体がありません。ビットコインのマークのように便宜的なマークが存在しますが、そのマークのコインが日常生活で使われることはありません。ビットコインを使うには、仮想通貨の取引所に口座を開設する必要があります。口座のあるウォレットにビットコインを出し入れすることで使うことができます。

ビットコインの特徴② 発行主体がない

ビットコインには発行主体は存在しません。ビットコインの根幹技術であるブロックチェーンではシステムの管理者を設けずに、予め決められたプログラムに従って淡々と運用されます。

ビットコインの特徴③ 2100万BTCが発行上限

プログラムにおいてビットコインの発行量は予め2100万BTCと決められており、2140年ころにすべてのビットコインの発行が完了すると言われています。発行量に政府が介入することができないので、インフレを抑制できるとされています。

ビットコインの特徴④ 価値は需要と供給で決定

仮想通貨 需要 供給

ビットコインの価値は、ビットコインがどれだけ多くの人に必要とされているの、つまり需要と、そのとき市場に出回っているビットコインがどれだけあるか、つまり供給のバランスで決定します。

まとめ

法定通貨と仮想通貨(ビットコイ)の違いについて説明してきました。簡単にまとめたものが次の表です。この表を頭に入れておくと、仮想通貨の理解の手助けとなるでしょう。

法定通貨 仮想通貨(ビットコイ)
実体 ある
(紙幣や硬貨)
ない
(便宜的なマークのみ)
発行主体 中央銀行
(円なら日本銀行)
存在しない
発行量 上限なし 2100万BTC
価値 物価上昇率によって変動 需要と供給のバランスで変動

仮想通貨はまだまだ日常レベルで使われているわけではありません。現段階では投資・投機の対象にすぎませんが、今後日常的に使う可能性があるので、今のうちから仮想通貨について勉強しておくといいでしょう。