仮想通貨の取引には手数料が発生します。手数料が高いか安いかは取引による損益を計算する上で非常に重要なポイントです。しかし、手数料と一言で言っても、様々な本やサイトにまとめられている手数料の値は同じ仮想通貨取引所であっても異なっていることもあります。「なんで手数料が違うのか?」とよくわからない方もいると思います。実は、仮想通貨の手数料にはいくつかの種類が存在します。ここでは、手数料の種類とその内容についてわかりやすく説明していきます。

仮想通貨の手数料は3種類

仮想通貨の取引で発生する手数料には大きく3種類あります。

売買取引で発生する売買手数料
日本円や米ドルなどの入出金で発生する入出金手数料
送金で発生する送金手数料

これら3種類の手数料の違いを知っておくことで、無駄な出費を減らすことができます。特に売買手数料については取引の仕組みも合わせて理解しておかないと、意外とロスが出てしまいます。

売買取引で発生する売買手数料とは

仮想通貨の売買手数料には3種類の手数料があります。

・取引所で個人間の売買をする時の手数料
・販売所と売買をする時の手数料
・クレジットカードでビットコイン購入した時の手数料

手数料で3種類、さらに売買手数料に3種類あるので、ややこしいです。しかし、ここで理解しておけば、仮想通貨の取引で失敗する可能性は減るので、ぜひ読み進めてください。

取引所で個人間の売買をした時の手数料

仮想通貨を売買する方法は2種類あり、そのうちの一つが「取引所(交換所)」で板情報を使って個人と売買する方法です。

板を使った個人間取引には、「maker(メイカー)」と「taker(テイカー)」という2つの立場が存在します。前者の「maker(メイカー)」は板に売買の注文を出すことであり、「指値注文」を指します。一方で、後者の「taker(テイカー)」は板に並んだ注文を受け入れ売買を成立させることであり、「成行注文」を指します。

maker(メイカー)とtaker(テイカー)の立場にそれぞれ手数料がかかります。

・maker(メイカー)手数料:板に注文を並べる時の手数料
・taker(テイカー)手数料:板に並んだ注文を成立させる時の手数料

それぞれの立場によって手数料のかかるタイミングが異なります。maker(メイカー)手数料は板注文を並べる時、taker(テイカー)手数料は板に並んだ注文を成立させる時に支払わなければいけません。

maker(メイカー)手数料とtaker(テイカー)手数料は、当然仮想通貨取引所によって設定が異なります。2017年12月時点ではキャンペーン中ということもあり、両方の手数料がかなり安いのであまり気にする必要はないかもしれませんが、一般的にmaker(メイカー)手数料のほうが割安だとされています。

販売所で売買をした時の手数料

2種類ある仮想通貨の売買方法のもう一つが「販売所」と売買する方法です。(⇒「取引所(交換所)」と「販売所」の違いについてはこちら。)

販売所によって売買価格は予め決められています。仮想通貨を売買したい個人は時々刻々と変化する価格と見ながら、自分の納得したタイミングで売買を行います。売買を行う時には手数料がかかり、どこの仮想通貨取引所でも数%に設定されています。

なので、販売所での売買で利益が出るからと言って、短期間に売買して利益確定(利確)を繰り返していると手数料を払うばかりになってしまいます。ある程度、中長期的に価値の上昇が見込める仮想通貨を買っておくのも一つの手でしょう。

クレジットカードでビットコイン購入した時の手数料

クレジットカードで購入できる仮想通貨は2017年12月時点でビットコインだけです。

bitFlyerやコインチェックなどの取引所では、ビットコインの購入方法としてクレジットカードを選択することができます。しかし、クレジットカードでのビットコインの購入は避けたほうが無難でしょう。なぜなら、手数料が高く、10%近くなる場合がほとんどだからです。

もちろんうまくやればお得になるケースもあるみたいですが、銀行のクイック入金などを使って購入するほうが手数料が安いケースが多いのでおすすめです。即時振込対応している銀行を利用すれば、24時間365日いつでもすぐに入金が反映され、ビットコインをすぐに購入することができます。

日本円や米ドルなどの入出金で発生する入出金手数料とは

仮想通貨の取引では口座のお金を出し入れする必要があります。銀行口座の場合、その銀行のATMを使えばお金の出し入れに手数料はかかりません。しかし、仮想通貨の口座の場合、お金の出し入れに手数料が発生します。

口座開設した後にお金を入金しますし、取引で利益が出た時にお金を出金します。なので、出入金手数料は必ず取られます。多くの仮想通貨取引所が500円程度の入出金手数料を設定しています。

送金で発生する送金手数料とは

これまで説明してきた手数料は仮想通貨取引所に支払わなければならない手数料でした。しかし、送金手数料は仮想通貨取引所に支払うものではなく、マイナーに支払うものです。

仮想通貨の送金はマイニングと呼ばれる作業が行われることによって確定されます。この作業を見ず知らずの誰かが行ってくれており、その人に報酬を支払っていることになります。

銀行を使った送金に比べれば、手数料は非常に安く日本円に換算すれば数十円から数百円程度です。